第21回企画展

『福田繁雄の無限視点』
第21回企画展・進化しない視覚の方程式

<見る前に見る>
”視点を変えて物事を見る””今、見えている物の後にある見えない物を見る”と学んだビジュアルデザインの信条は今に続いている。
心理学者のルビンが1915年に発表した「図と地の反転図形・ルビンの壺」はさかずきにも向き合った横顔にも見える多義図形であり、上から見ると円形で、横から見ると三角形に見える円錐という立体も、やはり多義図形を内在した立体といえる。平面も立体も、視点を変えて考えると不思議な空間を秘めた未知の世界である。そして、人類の視覚はなんと石器時代から進化していない、2メートル先の新聞を読むことは出来ない―――のである。

【入館料】
一般・高校生=200円
中学生・小学生=100円
団体は20名以上で一般・高校生=160円、中学生・小学生=80円
田中舘愛橘記念科学館共通券、一般・高校生=360円、中学生・小学生=180円